光さす庭にて。

日々何かしら綴っていきます。

2018年下半期に読んだ本一覧の紹介と感想を書いていく。

上半期は少し多かったので一覧+面白かった作品を何作かピックアップして

その中からおすすめを書いたのですが、下半期は少なめなので

読んだ本全部に感想を添えて紹介していこうと思います。

半年近く前に読んだ本はどうしても記憶が薄れてしまうので

簡単になってしまうと思いますが勘弁してください。

最初の一冊だけアイキャッチ代わりに画像を載せます。

2018年下半期に読んだ本一覧

代償/伊岡瞬

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まず上記画像のように帯で一気読み絶対保証とか全国の書店で続々1位とか

ずいぶん煽るなあと思っていたのですが、

僕もなんだかんだ一気読みしてしまいましたね。

 

話の内容としては平凡な少年が遠縁の親戚と関わったことをきっかけに

どんどん不幸に見舞われていくのですが、その遠縁の親戚の周りでは

不審な事件・事故が多発します。

少年がその悪夢から抜け出すための闘いだったり、悪事を暴いていくという話ですが

わりとえげつない悪なので読んでいてけっこう辛い部分もありました。

救いは少年の力になってくれる人たちが少なからずいることですが、

その人たちもまた悪事に巻き込まれてみたいな救いと苦しみのループみたいな

ものを感じましたがその緊迫感も一気読みの要因かと思います。

 

2部構成になっていて1部では少年時代、2部では大人になってからの話になります。

現実でも小説の作品でも家というか家族そのものや財産を乗っ取られたりという

怖い事件がありますが、それに近い題材ですね。 

ジャッジメント/小林由香

この作品はある意味SFである意味社会派的といったところでしょうか。

犯罪者に復讐することが許されるという『復讐法』が制定されて

被害者遺族は復讐を選ぶか従来の法で犯人を罰するかを選ぶみたいな話で、

復讐を選んだ場合は刑務官やその他代理人が執行するのではなく

選んだ本人が復讐しなければいけないという決まりがあります。

5章で構成されていますが、それぞれ苦悩が描かれています。

あっさり復讐を選ぶ人もいれば迷い続ける人、従来の法で裁くことを

選択する人と様々です。

けっこう重たい内容ではありますが、わりとサクサク読めてしまいましたね。

ジェリーフィッシュは凍らない/市川憂人

これは僕が最も好きなジャンルであるクローズドサークルもののミステリです。

舞台はアメリカ(A国)だと思いますが主人公コンビの1人は日本人です。

現代ではクローズドサークルのシチュエーションは難しいと散々言ってきましたが

今作では飛行船が舞台になっています。

わりと新しめなクローズドサークルものを探している方におすすめします。

ブルーローズは眠らない/市川憂人

上記のジェリーフィッシュは凍らないに続く市川憂人の2作目です。

タイトル通り青い薔薇に関する話を中心としたミステリなのですが

DNAだとか科学的な話が若干難しくて入り込みづらい気はしました。

ただ屋敷内に得体の知れないものが潜んでいるみたいなホラー的な要素も

あってその点はけっこうワクワクして面白かったですね。密室ものです。

湖畔荘 上・下/ケイト・モートン

洋物はあまり得意ではないのですがあらすじに惹かれ読みました。

女性刑事がふとしたことから洋館の廃墟を発見しますが、

70年前にそこで赤ん坊が忽然と消えるという事件があったことを知ります。

その事件は今でも未解決だったため女性刑事は調査を始めますが謎は深まるばかり。

とそんな感じのあらすじでした。

上下巻とあって冗長な部分も多少あるかなあとは思いますが

けっこう美しいような繊細な世界観でなかなか重厚感もあります。

きみの鳥はうたえる/佐藤泰志

最近映画化されましたね。僕は函館出身なので特別感じるものがあります。

主人公はクールなような何かつかみどころがない人で

主要な3人の関係性もどこか不思議で「そんなのでいいのかなあ?」なんて

思ったりもしましたがその反面憧れる部分もありました。

なんかひたすら淡々としてるんですよね。

草の響きも収録されていてそちらの方が好きという方が

けっこういるようですが僕は断然表題作が好きです。

一人旅する時にでもそっとバッグに忍ばせておきたいような作品。 

幻夏/太田愛

この作品も本当に面白くて読了後すぐに記事を書いてしまったので

過去記事を貼っておきます。すごくおすすめの作品です。

www.sajikibou.com 

2018年下半期に読んだ本は以上の8冊になります。

上半期は22冊くらいだったので今期はだいぶ少なめですが

充実度は読んだ量で決まるわけではないのでそれはそれでいいと思います。

 

 2018年上半期に読んだ本の記事はこちら。

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