以前の記事でふらっと誰も自分のことを知らない街に旅に出たくなることが
あると書いたけれど、またそんな気分になってきました。
こういう時は心がとても疲れている時なんだと思います。
今旅に出られるとしたら「つげ義春の温泉」みたいな
昭和の鄙びた温泉街なんかがいいなあと思います。
今でも現存しているのでしょうかね。
この「つげ義春の温泉」という本について話すと
昭和40年代~の温泉の白黒写真が大半を占めていて
それ+少しの絵とエッセイって感じの構成になっています。
写真を見ると当時でさえかなり古い感じのする木造の建物が多いです。
少し驚いたのが胸元とかも隠していない入浴中の女性の写真が何枚かあるんですよ。
モデルとかならともかく今だったら許可すら下りないと思うんだけれど、
皆笑顔だったりするし当時はそういうのおおらかだったんでしょうかね。
まあそれはおいといて、なんか都会的な旅ではなくて
人里離れたまではいかないけれど現代的なこととは一旦距離を置いて
嫌なことも全部忘れて時の流れも気にせずのんびりと過ごしたいなと
最近ふと思う瞬間があります。
これもつげ義春原作の映画ですが『リアリズムの宿』みたいなのも
少し憧れますね。
めちゃくちゃボロいただの民家みたいなところとか
ぼったくりじみた感じの宿とかシュールで面白かったです。
ぼったくりは絶対嫌だけど本当に昭和の佇まいの宿とかが理想です。
たぶん僕はそういうところでは絶対眠れないですけど。
まあ睡眠に関しては幾分神経質なので結局自分の部屋以外では
どこでも変わらずあんまり眠れないし、下手したら自分の部屋でも
眠れない夜があるのでそこは仕方ないです。
いつかブログで旅の写真も載せつつレポート的なことを書くのも
楽しいんじゃないかなと思います。
旅に出られるほど今後の生活が安定してブログも続いていればですけれど。
まあでもブログも私生活もなんとか頑張りたいですね。
しんどいけれど踏ん張り時ってところです。
こうしてこれからも昭和の幻を追い求めていくんだと思います。