光さす庭にて。

日々何かしら綴っていきます。

なるべくネタバレせずに貴志祐介作品3選について書く。

年末年始と暇にしていたのでけっこう読書にも時間を使っていたのですが

たまたま貴志祐介先生の作品を読み返したりしたので

今日は貴志祐介先生の作品の中で個人的3選について書こうと思います。 

 

クリムゾンの迷宮

これはどんな話かと言うとデスゲームですね。

バトルロワイアルとかインシテミルとかに近い雰囲気ですが

インシテミルのような推理的要素はほとんどないです。

また舞台がバングルバングルっていう砂岩で囲まれた公園みたいなとこらしく

それなりの広さがあるので密室感はないですが、

ルール上外界に出ると罰が与えられることになっているので

密室といえば密室ですね。

全員生存でこのゲームをクリアできたらいいのですが、

騙し合い奪い合いの果てに1人、また1人と参加メンバーが消えていきます。

徐々に狂っていくメンバーを相手に最後まで生き残ることができるのか?

っていう感じです。

実際に武器を持って戦うというよりは心理戦的な要素が強いです。

貴志祐介先生の作品ではダークゾーンがこの作品に近い話ですが

クリムゾンの迷宮の方が僕は好きでしたね。

クリムゾンの迷宮はけっこうコンパクトでサラッと読みやすいです。

 

悪の教典

これはサイコ教師の蓮実聖司が大暴れする話です。

最初は自分の邪魔になる者をこっそり排除していくところから始まりますが

だんだんエスカレートしていって……という話なのですが

校内では絶対的な人気の蓮実の怪しさに感づき始める生徒もいて

そこがどう展開していくのかというのも面白いし

ラストの生徒たちと蓮実の攻防戦も緊迫感があっていいですね。

小説を読んでいて緊迫感がある話が一番楽しいです。

蓮実は頭もよく色々と計画を立ててあれこれ実行するわけですが

けっこう大胆というかガバガバなところもあるんですよね笑

 

悪の教典は上下巻に分かれていてボリュームはありますが

飽きずに読めました。

教師を中心に登場人物の大半がロクでもないやつだった気がしますね。

 

黒い家

これはだいぶ前に読んだきりで僕もこれからもう1度読むつもりです。

黒い家は保険会社に勤めている若槻慎二が保険金詐欺的な事案の調査を

しているうちにとんでもない事件に巻き込まれていくといった感じの話です。

序盤はやっぱり保険の話とかそれに関わる法律の話なんかも出てきて

若干とっつきにくい感じはあるのですが、そこさえクリアしてしまえば

とても面白いです。

終始暗くて重々しい雰囲気を纏っていてホラー作品として素晴らしいと思います。

 

3作品に共通するのは緊迫感でしょうかね。

そこの描写が手に汗握るような展開で上手いので面白いのだと思います。

 「サスペンス」「サバイバル」「ホラー」などを読みたい方にはおすすめです。