光さす庭にて。

日々何かしら綴っていきます。

テレビドラマ『陸王』最終回を振り返り感想を綴る。

ついに陸王最終回がやってきましたね。

19時からダイジェストがやっていたのでそこから通して見ました。

 

最終回の始まりはフェリックス社の御園社長と

アトランティス社の例の2人との会食シーンからになります。

先週ラストの交渉決裂からいきなりこの3人の会食というのは

また嫌な予感がしましたが、御園社長はアトランティス社とは取引するつもりもなく

RⅡよりも陸王の方を高く評価しているようで一安心しました。

この2社が手を組んで嫌がらせしてきたらそれこそ終わりですからね。

 

御園社長はビジネスマンとして冷徹かもしれないけれど交渉決裂したからといって

嫌がらせはしないしこはぜ屋の技術に敬意を払っているようです。

これは宮沢社長がタチバナラッセルに裏切られてもその技術力や努力には

敬意を払っていたのと通ずる部分がありますね。

 

一方でアトランティス社は取引先会社を通して嫌がらせを続けてきます。

それでも宮沢社長は「茂木選手がRⅡを履いてベストが出せるなら

それでいいじゃないか」とわりとさっぱりした表情で言います。

大地は1番目標にしていたメトロ電業の1次審査を通過したけれど

揺れ動いているようです。

ここのところ陸王のために頑張ってきて大活躍してきたし

苦しさとともに楽しさとかやりがいも感じていたんでしょうね。

 

独学で人生の半分の時間を費やしてシルクレイの機械を作った

飯山の「チャンスを自分から手放すな」っていう言葉は心に響いたけれど

さらに揺れ動くことになりそうでした。

茶目っ気もあるけれどやっぱり今まで苦労してきただけあって

飯山の言葉はいつも説得力がありますね。

 

そして今回意外だったのが銀行の支店長・家長までもが

こはぜ屋に協力してくれたことです。

半沢直樹のインパクトが大きいせいか池井戸作品での銀行のお偉いさんって

最後まで悪役ってイメージがあったから意外に感じたのかも。

まあでもそれだけシルクレイが将来性があり

素晴らしいものだということなのでしょう。

 

そんな話をしている時に御園社長から連絡がきて、

設備投資費用として3億円融資するのでやはり業務提携をしようという話になります。

ただし融資した3億円の返済期限は5年というとても厳しい条件付きでした。 

3年間は発注を保証するからその間に経営基盤をしっかりしたものにして 

保証期間が過ぎたあとフェリックス社からの発注が0になったとしても

返済できるくらいの業績をあげてほしいという内容です。

もし5年で返済できなかったらこはぜ屋は買収されるという形になります。

 

御園社長のあげた条件は厳しい内容かもしれないけれど僕は粋にも感じましたね。

もともとは最初から買収という話だったんだからフェリックス社からしたら

かなりの譲歩ですよね。

 

宮沢社長は「本当の負けというのは挑戦することをやめた時だ」

ということでこの話を受け入れる決断をします。

 

村野は社長の「最後まで責任を取れるか分からないサポートはもうすべきではない」

という言葉を聞き、そしてRⅡを履いても変わらず茂木を応援するという

皆の気持ちを知ってたまらなくなったんでしょうね。

社長のこの言葉も以前に村野とぶつかった時に学んだことからの教訓だろうし。

そして最後の1足だった陸王の出来も間違いなくいいものだという確信もあって

シューフィッターとしては間違っていると分かっていながらも

茂木に陸王を手渡します。 

 

監督も前回は茂木を惑わすようなことをするなといって追い返したけれど

今回は止めませんでしたね。

監督のそういう熱いところが好きです。

時には厳しい言葉で突き放すようなことをいっても選手のことを

ちゃんと考えているし本当にいい監督です。

 

茂木のレースの日、大地はメトロ電業の最終面接に臨むことになりました。

面接で陸王を作る仕事を続けたいのではないか? と問われた大地は

どう思いどう答えたんでしょうね。とても気になります。

 

 レース前に村野と宮沢社長は茂木に会うことが出来ました。

皆で手編みして神社で願掛けした靴紐をお守り代わりにと茂木に渡します。

利害関係だけでなくこういった友情みたいなものっていいですね。

 

結局アトランティス社とのスポンサー契約を破ってまで

茂木は陸王を履いて走ることを決めます。

シューズとしての性能はどちらも大差ないかもしれないけれど、

込められた思いは雲泥の差だと。

 

そしていよいよレースが始まります。

マラソンって距離長いけれどけっこうはやいペースで走りますよね。

僕の全力疾走と同じくらいのペースで走り続けてそうです。

 

皆、茂木のペースが遅いんじゃないかと心配しますが

坂道でしかけて何人も抜き去ります。

ライバルの毛塚は30㎞給水地点で水分補給をせずに

前の選手との距離を縮める戦略をとりますが、

なんと35㎞の給水地点でボトルを取るのに失敗して

そこでも水分補給することができなくなり大ピンチになります。

そこで茂木がペースを上げ毛塚に迫ります。

そしてついに2人が並んだところで茂木が毛塚に自分のボトルを差し出します。

あれだけ嫌味を言われてきた相手にここまで出来るのは人として素晴らしいですね。

そして余計なルールがなくてよかった。

その後の2人は楽しそうないい表情で走ってましたね。

 

しかし40㎞地点で前を走っていた選手が足を痛めて倒れてしまいます。

そこは以前に茂木がリタイアしたところです。

さすがにトラウマがよみがえり茂木は動揺して少し毛塚に離されてしまいます。

そんな時に宮沢社長と大地の応援が目に入り動揺を断ち切り

なんとか毛塚にくらいつきます。

最後はかなりのデッドヒートでしたが少しの差で茂木が勝ちました。

陸王を履いてフォームも改善して怪我を乗り越えトラウマも乗り越え

優勝は本当に感動しました。

最後はあれだけ嫌味なやつだった毛塚もスポーツマンらしく握手したし

助けてもらったというのもあるのだろうけれど

茂木の実力を改めて認めたんじゃないでしょうか。

 

そして優勝のお立ち台でついに陸王が日本中の目に触れることになりましたね。

こはぜ屋の電話がなりやまないようでした。

日本だとテレビなどで取り上げられて一気に人気に火がついたりするけれど

海外でも同じような感じなんでしょうかね。

 

陸王の受注で大忙しな中、大地はメトロ電業に受かったようです。

 大地は断ってこはぜ屋で働きたいと言うけれど、

社長はメトロ電業にいけと言います。

正直僕にはどっちが正しい選択なのか分からないけれど

大地にとって実りある社会生活であってほしいですね。

 

アトランティス社の小原は最後にしっぺ返しくらってましたね。

あっさりしたシーンだけどけっこうすっきりしました。

佐山は最後のレースの時に心打たれてそうだったし

改心してシューフィッターの勉強して頑張るようです。

佐山の小者感はなかなかだったと思います。

 

その後のこはぜ屋は売り上げも大幅にアップ、従業員数も増えて

フェリックス社と対等に渡り合えるような体制を整えているそうで

安心しました。

やっぱり最後まで諦めないというのは大事ですね。

途中で陸王を諦めたり買収案にのっていたら悲惨な未来だったかもしれません。

 

テレビドラマ『陸王』最後までとても楽しめました。

僕の中では今年1番面白かったドラマでした。

ドラマ全体を通して「粋」というのがポイントかなと思いましたね。

粋な人とかって見ていて気持ちいいんですよね。

そういう人たちが頑張って何かを作り上げる姿はワクワクするし

やっぱりとても面白いです。

 

今回で最後なので寂しいですが素晴らしい作品に出会えてよかったです。