光さす庭にて。

日々何かしら綴っていきます。

有栖川有栖『江神二郎の洞察』読了。

 

 

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まずネタバレなどはしないので安心してくださいね。

有栖川有栖先生の学生アリスシリーズの短編集で文庫本になるのを

長いこと待っていた作品です。

ミステリの中でもクローズドサークルものが一番好きなので

学生アリスシリーズはすべて読んでいます。

今回は短編集ということでクローズドサークルものではないのですが

おなじみのメンバーがささやかに活躍していて学生アリスシリーズを

愛読している方なら楽しめると思います。

ただあくまで短編集なので謎解きに関しては若干物足りないかなって気もします。

でもミステリの短編集だとそこは仕方ないですよね。

ミステリとしては物足りなくても読み物としては満足みたいな感じです。

9作品収録されていて個人的には一番最後の「蕩尽に関する一考察」が好きです。

マリアが本格的に登場してきて、むさ苦しさが薄れたからかもしれません笑

 

全体を通してチラチラっと長編1作目の「月光ゲーム」に触れられていて

もう1回読みたくなりました。

有栖川先生の作品はロマンチックな部分もあっていいですね。

読後になんだか少し胸が締め付けられるような。

 

そういえば長編3作目の「双頭の悪魔」が1995年頃に香川照之さんと

渡辺満里奈さん出演で映画化されているみたいですが見たことがありません。

一度見てみたいです。

アリス役は誰だったんだろう?

 

 太田愛『幻夏』ネタバレなし記事はこちら。

www.sajikibou.com

 

クローズドサークルネタの記事はこちら。

www.sajikibou.com

 

江神二郎の洞察 (創元推理文庫)

江神二郎の洞察 (創元推理文庫)